極貧時代がわりと長かったので、節約はありとあらゆるものを試してきてます。
幼児2人大人2人の4人家族で、実家支給の米を除く食費が月に2万だったことも。
今は当たり前となった格安SIMは初期の頃から導入していて、すでに8年くらい経つでしょうか。
節約に関しては、必要に迫られていたこともあり、実践力も知識も豊富だと思います。
今では平均的な収入を得ることができるようになった我が家ですが、適度に節約は続けています。贅沢できるほどの収入も蓄えもないのですが、多くのお金を必要としないライフスタイルはお金に関する悩みや不安を和らげてくれると思います。少ないお金で豊かに暮らせることが私の理想です。
良かれと思っていたけれど無意味だった節約術。
確かにお金を使わなくて済むけれど、その分失うものも多い危険な節約術。
倹約家な私がやめてよかったと思う節約術を紹介します。
①安いスーパーのはしご
毎日チラシを見ては、安い食材を求めて数件のスーパーをはしご。
今日はここでこれが安くて、明日はここでこれが安い!
一回の買い物は少額になるけど、毎日のようにちょっとずつ買ってるから合計金額は意外といってる…。
移動時間も買い物時間ももったいなかったです。
無駄に体力使うわりには、成果が薄すぎる節約でした。
②安い食材ばかり買う。安い食材でかさ増しする
安い加工食品は体に良くない成分がたっぷりだったり、カロリーはあるけれど栄養はあまりなかったり。
例えば安い菓子パンやカップラーメンは、安価でおなか一杯になるけれど、一日に必要な栄養素は十分にとれないですよね。
油で言えばマーガリンやサラダ油は安価ですが、体にあまり良くないことも。バターやオリーブオイルのほうが多少高くても健康にいい。
節約になっても健康を害しては元も子もありません。
また、節約術でよく見るかさ増し料理。
作るのに結構な手間がかかるものが多いです。かさ増しする食材にもよりますが、栄養価が大きく下がるものも。
かさ増ししておなか一杯食べるより腹8分目でとどめる習慣を身につけたほうが健康にいいです。
食べ盛りの子供がいるとそうも言ってられないのですが、せめて砂糖たっぷりの菓子パンよりはおにぎりを握ったほうがよさそうです。
③安いを理由に服や靴を買う
安いから買う。セールだから買う。
「気に入ったから買う」のではなく、金額を理由に買ったものは気に入ったから買ったものより、はるかに出番が少ないです。
安いから買った1000円の服を5回着るのと、すごく気に入った5000円の服を25回着るのは、一回あたりの金額に換算すると同じです。
気に入った5000円を着るほうが満足度が高いです。
また、安さだけに執着せず、多少高くなっても長持ちする素材を選ぶことも結果節約になります。
④快適に過ごせないほどの光熱費の節約
寒さや暑さを我慢して、エアコンの電気代を節約する。
お風呂の追い炊きのガス代がもったいないから少しぬるいけど我慢する。
面倒だけど、おふろの残り湯で洗濯機を回す。
電気代節約のために暗い部屋で過ごす…
過度な光熱費の節約は、体調を崩す原因になったり、必要以上に貧しい気持ちになることも。
買い替え時には省エネ性能の高い家電に替える。
節水シャワーヘッドや省エネなLED電球に換える。
こたつや湯たんぽ、扇風機など省エネなアイテムを併用するなど、工夫次第で節約しつつ快適に過ごせます。
⑤最安なだけの日用品を選ぶ
安いだけで選ぶと使いにくかったり、安いからと何も考えずにバンバン使ってしまったり。
消耗品だからこそ、使いやすさで選んだほうが時短になったり、イライラせずに済んだりします。
私が思う安いだけで選ぶと失敗しやすい日用品の一例が、食品ラップ。
安いものは、使う時に切りづらかったり、ピタッとくっつかなかったり。レンジに入れたときに匂いがでたり穴が開くものも。
シャンプーや洗濯洗剤、食器用洗剤も安さだけで選ぶと満足度が低かったり、無駄に使用量が増えたりします。
⑥細かすぎる家計簿
牛乳1本、卵1パックの値段まで記したり、1円まで計算するような細かすぎる家計管理。
大変なわりに効果が薄いです。
家計簿は何にどのくらい使っているかザックリわかれば大丈夫。
どのくらい使ったか把握して使いすぎないように気を引き締めるのが私が家計簿をつけている目的。
うんと簡単にして続けることが節約に一番効果的でした。
無理しない節約で楽に豊かに暮らしたい
なんでもかんでも安さだけを求めないことが結果的に節約になることも多いです。
無理しない節約で楽に暮らしたい。少ないお金で豊かに暮らしたい。
そのために私がやめてよかったと思う節約術でした。
読んでいただいた誰かの役に立つと嬉しいです。